2014年2月22日

別れの序章 (散文詩)



遂に
あなたは笑顔を見せなかった
凍り付くように優しい言葉を紡いで
口づけを繰り返す

始まりも終わりも
霧の朝だった

遠くが霞んで行くこの路で
育んだ夢も幻だったと気付かせる なにもかも


別れの序章は続く

やがて来る最後の瞬間を思いながら
今か 今かと
時だけが過ぎて行く



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